8ビートのパターン
お疲れ様でした!必要最低限の前知識を全て終えました。今回は具体的に打ちこみを行っていきましょう。音楽理論・DTM特有の知識は今後も山程登場しますが今は忘れて打ちこみを楽しみましょう。
今回は何度も登場しているドラムの8ビート。でも8ビートはひとつだけではありません。様々なパターンがあります。今回はそちらを紹介します。
これらはよく登場するパターンではありますが決まりではありません。スネアの位置やバスドラの位置を移動させたり、ベロシティを調節して遊びましょう。
8ビート パターン1
まずは一日目にも登場した8ビートのパターンです。八分音符でハイハットを刻み、1拍目3拍目の表にバスドラ、2拍目と4拍目の表にスネアを叩くパターンです。基本中の基本ともいえる8ビートのリズムです。
ちなみにハイハットのベロシティは、拍の頭が強く他を弱くするのが一般的です。表と裏で交互に強弱をつけると、単調な8ビートでもうまく聴かせる事が出来ます。
ハイハットのベロシティは、ノリを決定付けるものといっても過言ではないので拘れるだけ拘ってみましょう。丁度スネアを叩く部分でピークを持ってくると、よりらしさが出ます。
8ビート パターン2
パターン1とほとんど同じですが、3拍目にバスドラが2回入ります。3拍目の裏のバスドラは表より少しベロシティを下げています。
8ビート パターン3
1と2を合わせたパターンです。
8ビート パターン4
1小節目は「パターン2」と同じですが、2小節目の2拍目の裏にバスドラが入ります。(ベロシティは次のバスドラより少し弱めに)
「パターン2」よりもビートを増したい時に効果的です。
8ビート パターン5
2,4拍目の表以外全てにバスドラムを入れたパターンです。
8ビート パターン6
バスドラを少なめにし、存在感を高めるパターンです。8ビートのドラムは単純なものになりやすいので、差別化を図りたい時に使用できます。
楽譜を見るor耳コピしてみる
8ビートには様々なパターンがあります。バスドラやスネアの位置、ハイハットのベロシティを変化。やり方はたくさんあるので、色々いじって自分の中にパターンを増やしていって下さい。
好きなアーティストのドラム譜を見る、耳コピ出来る人は耳コピで、どういう効果を狙って作ったリズムなのか研究してみて下さい。実際に打ち込んでみるととても勉強になります。
宿題
まとめ
楽譜がない場合や耳コピ出来そうにない場合は、合法で譜面を無料観覧出来るサイトもあるので参考にしましょう。
8ビートと拍を理解していれば2小節分なら覚えられると思います。打ち込んでノリの違いや効果を。もし違うパターンだったらどうなっていたか考えてみて下さい。
といってもそんなに難しく考えなくて大丈夫です。なんとなくでよいですし、分からなければ丸覚えでも良いです。8ビートのパターンを自分の中に増やしていきましょう。