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DTM入門

3.DTMを始める為に必要なもの

DTM必須アイテム

いよいよDTMに必要な機材を紹介していきます。DTMを長く続けるならどれも必須の物です。分からない用語があれば「DTMとは?」要するに何が出来るの?DAWとシーケンサーとは?で解説していますので是非ご覧下さい。

PC

pc
DTMをするならまずパソコンが必要です。Win・MacなどOSによっては対応していないDAWソフトもあるので注意して下さい。

よほど古くない限り手持ちのPCで大丈夫でしょう。必要スペックは使うソフトや機材により変化するので一概には決められません。ただここ何年かに発売したPCなら基本操作は問題ありません。

私は「core i5・5400rpm・メモリ8G・win7・64bit」のノートパソコンを使用しており、ほぼ問題なく動作しています。iTunesやブラウザなど多くのものを同時に立ち上げると、たまにフリーズしたり落ちる事もあります。ですが毎回ではありませんのでさほどストレスは感じません。

欲を言えば上記のスペックに回転数が7200rpmであれば満足いく動作が期待出来るでしょう。自宅でしか使用しないのであればデスクトップパソコンの方がオススメです。

OSは好みの問題です。WinとMacどちらの操作に慣れているか。使いたいDAWソフトはどちらに対応しているのか。それらと値段から総合評価して決めましょう。現時点ではWinの方がフリー音源が充実しています。

実は購入必須のものはPCだけです。他をフリーですませればPCさえあれば出来ます。ipadがあればPCさえいりません。ただDTMを長く続けていくなら、いつかは以下の物も購入します。始めに慣れておく方が良いでしょう。

DAW

TASCAM SONAR X3 Producer
DTMをする為に、DAW又はMIDIシーケンサーが必要です。まずはフリーのDAWソフト「Studio One Free」を使用して感覚を掴んだり、フリーのMIDIシーケンス「domino」を試しイメージを掴んでもよいでしょう。どちらも試用期間に制限がなく使用できます。

ただDTMを継続していくつもりなら、DAWソフトは早めに購入するのが良いでしょう。フリーソフトと市販のソフトでは操作方法が違います。フリーソフトの扱いをせっかく覚えたのに、また一から覚えていくようじゃ効率も悪いです。(Studio Oneの場合は有料もあるのでそのまま移行できます)

市販のDAWソフトについては今後詳しく解説しますが有名どころだと

Win/Mac両方が「CUBASE」「Ableton Live」「Protools」「Digital-Performer」「Studio One」「Bitwig Studio」「Cakewalk by BandLab(旧SONAR)」「FL Studio」
Win専用が「Singer Song Writer」「ACID」
Mac専用が「Logic」「Garage Band」です。

使用期限付きではありますが体験版があるので、実際に色んなDAWソフトを触ってみて自分に一番合った物を買うとよいでしょう。もし選べない場合は、好きなアーティストと同じ物にすればモチベーションアップに繋がると思います。

 オーディオインターフェイス

Focusrite Saffire Pro 24 16イン8アウト Firewireオーディオインターフェイス Focusriteプリアンプ2基搭載
オーディオインターフェースと書いたり、オーディオI/Oとも書きます。ギターや歌などの生演奏、つまりオーディオをDAWに録音する物であり、PCから流れる音を受け取る物でもあります。音を入出力する為の機械ですね。

打ち込みをメインに考えていて、レイテンシー(次回解説)も無料のもので対処する場合は、絶対必要アイテムとは言えません。

ですがインターフェイスを使用する事で様々な恩恵を受けれます。普通に音楽を聴くだけでも音質が向上します。DTM始めるなら間違いなく買っておいた方が良いアイテムです。

購入する際は、シールドを接続できる標準ジャック、マイクを接続する為のXLRがあるか、ファンタム電源搭載かHi-Z搭載かなど確認する必要があります。(オーディオインターフェイスの記事参照)

ちなみにオーディオインターフェイスを買えば、市販DAWソフトののバンドル版(制限がかかったもの)がセットで付いてくる事が多いです。機能に制限はあっても、使用期限に制限はありません。市販と同じものを扱えると考えると、体験版の次はバンドル版を使うとよいかもしれません。

初心者ならバンドル版とフリーでダウンロード出来る音源を駆使すれば、かなりの期間楽しめると思います。クオリティもそこそこ高い物が作れるのでオススメです。但し早目に正規品を購入する方が良いでしょう。

MIDIキーボード(MIDI鍵盤)

IK Multimedia アイケーマルチメディア USB MIDIキーボード 37鍵盤 【国内正規品】 iRig KEYS with Lightning

MIDIデータを打ち込む為に使用する鍵盤です。MIDIキーボードがない場合、マウスのクリックで音を打ち込んでいく事になりますが効率がとても悪いです。こちらもほぼ必須のアイテムと言えるでしょう。

MIDIなんて一切使わない、オーディオだけ、という人はあまり必要ないかもしれません。

MIDIキーボードは初心者の方が特に混乱する部分だと思います。というか私が混乱していました。前回の説明を読めば理解は早いですが、MIDIキーボードはあくまでMIDIを入力する為の物であり、電子ピアノやシンセサイザー等の楽器とは全く異なります

形が鍵盤なので勘違いしますが、単体で音は鳴りませんし、ただの入力装置です。ざっくりいうとマウスのクリックと同等です。

ただこれをUSBや無線などでPCと繋げると、中に入っている音源と接続され、リアルタイムで演奏(音を鳴らす)が出来ます。ピアノ音源であればピアノ音、バイオリン音源であればバイオリン音と、一見シンセサイザーのように「楽器」に変身した錯覚に陥ります。

そういったことからキーボード・ピアノなどの楽器練習として扱う事も可能になる訳です(弾き心地は違いますが)。ただ何度も言うように認識はあくまでMIDIを打ち込む入力装置という事を覚えておきましょう。

打ちこみMIDIキーボードがない場合、画像のように、ドの音ならドの場所をマウスでクリックし、音の長さを右に伸ばして打ち込んでいきます。MIDIキーボードの場合は、ドを弾けば、その強さと長さに応じてドを打ち込んでくれます。

楽器

ギター
ギターやマイク等、自分が生で録音したい楽器は揃えましょう。

アンプと繋ぐシールド(ギター用・ベース用可)を、上記のオーディオインターフェイスに挿し込むと録音する事が出来ます。

マイクについては後日詳しく書きますが、ダイナミックマイクコンデンサーマイクの2種類があります。レコーディングで使用するのは主にコンデンサーマイクの方と覚えておきましょう。

その他

ヘッドフォン・スピーカー

ヘッドフォン

オーディオインターフェイスを取り付けたら、そこから音を聴く為のヘッドフォン又はスピーカーが必要になります。どちらもDTMに向いている物、向いてない物があります。

例えば生楽器を録音する時は、音が加工されないヘッドフォン。編集する時はバランスのとれたヘッドフォンと言われています。

しかし、ただでさえオーディオインターフェイスやDAWなど購入するものがたくさんあり、お金もかかるのに、ヘッドフォンで破産させる気かと感じる筈です。

今後どこかで詳しく書きますが、とりあえずミックス作業(音を聴きやすくする作業)を始めるまでは手持ちのもので大丈夫です。少しはマシな物を使いたいという方は定番のSONY MDR-CD900STMDR-7506BEHRINGER MS16はコスパがよくおすすめです。

プラグ・シールド

ギターやヘッドフォンをオーディオインターフェイスに取り付ける為。

普段ギターをアンプに繋げているシールドや、一般的なヘッドフォンのプラグで大丈夫です。

まとめ

まとめ

DTMを始める為に最低限必要なものはPCのみ。DAWソフトや音源等はフリーでダウンロードする。

継続的にDTMをする予定の方は、オーディオインターフェイス、MIDIキーボード、ヘッドフォン、DAWソフト(バンドルでも可)を揃えましょう。

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