ジャンル別ビート
それぞれ音楽ジャンルには、主体となる音符が存在します。ポップスやロックなら8ビートと呼ばれる8分音符を主体としています。もちろん主としているだけで、4分音符や16分音符も使用しますが、基本としている音符は8分音符と考えます。
他のジャンルも見てみましょう。
2分音符
2分音符はラテン音楽や、サンバの音楽など2ビートで使用されます。
4分音符
4分音符はジャズの4ビートで使用されており、現代巷で流れる音楽の基本となっています。
ロックやポップスのドラムもバスドラとスネアは4分音符を使う事が多いです。
8分音符
8分音符は今までも散々触れましたが、主にロックやクラブミュージックの8ビートで多用されます。
ハイハットを8分で刻み、バスドラとスネアは4分で鳴らす事が多く、2拍目と4拍目にアクセントを置く事が多いです。
ドラムのスネアが入るタイミングですね。
予備知識
このように2拍目と4拍目にアクセントを置くアクセントをバックビートと呼び、現代の音楽の基本はこれを元にしています。
アクセントを1拍目3拍目に置くのがクラシックで、拍子の項で学習した強拍・弱拍はここからきています。ただ、ポピュラーな音楽では、2拍目と4拍目にアクセントを置く事が圧倒的に多いです。
16分音符
16分音符はファンクやフュージョンなどの16ビートで使われる事が多いです。ハイハットを16分で刻む方法がよく見られます。
まとめ
このように、主となる音符がある事により、それぞれのジャンルに特徴が出ます。必ずこの通りにしなければならない訳ではありませんが、一般的にはこの形が多いので覚えておきましょう。
注意したいのは8分音符を主としているからといって、全楽器が8分を鳴らしてる訳ではありません。ロックのドラムでは基本ハイハットが8分音符で刻みますが、ベースやギターは16分であったり全音符だったり様々です。
シャッフルビートとは?
シャッフルビートとは、跳ねたビートと呼ばれるものです。例えば前回勉強した1拍三連符は、4分音符を3つ均等に分けていました。
この1拍3連符の真ん中を休符にしてみます。
すると、1拍3連の場合は「タタタ、タタタ、タタタ」だったのが、
「タッタ、タッタ、タッタ」と跳ねたリズムに変わります。
これがシャッフルビートです。今回の場合は8ビートシャッフルビートと呼ばれるものです。