ピアノコードの伴奏
1日目から今まで、ピアノ系シンセでコードを打ちこんだ時は、全音符もしくは4分音符・2分音符のみでした。
(春の小川コード。C→C→F→C→F→G→C→C→C→F→C→G→C)
しかしこれだけだと何か物足りないです。
音楽理論のページを学習していれば、転回形にしてみたり、代理コードに変えてみたり、セブンスやテンションを加えたりと音の工夫はすでに出来ると思います。
でも例えそのように変化をつけても、やはり単調に聴こえます。
そこで、コードにリズムを作ったり、分散和音にして伴奏をもっと華やかにする事が重要となります。まずはハ長調で3コードだけを使用し、代表例を見てみましょう。
コード伴奏パターン1
(C→F→G→C)
今まで通りのやり方です。コードが変わる所まで鳴らし続ける全音符を使用した伴奏方法です。メロディは適当です。
楽譜にするとこのようになります。
コード伴奏パターン2
分散和音という形で、別名アルペジオとも言います。コードの構成音を分けて弾く事で広がりを得る事が出来ます。並び方などは特に決まりはありません、気持ちの良い並び方を探しましょう。
強拍部分にルートの音を入れるとコード感が強く現れます。基本的にはアルペジオよりメロディを強調させたいので、メロディは強く弾きます。
コード伴奏パターン3
1拍目にルートの音、2~4拍目は3度と5度の音で伴奏したものです。「ズン、チャッ、チャッ、チャッ」という伴奏を得られます。
コード伴奏パターン4
少し特殊に見えますがピアノではよく使用される弾き方です。今までは左手部分に当たるヘ音記号でコードやアルペジオを弾き、右手に当たるト音記号でメロディのみを弾く方法で打ち込んでいました。
しかしピアノでは右手でメロディを弾きながら余った指でコードを弾くことが数多くあります。今回はその形で、拍の頭のメロディにそれぞれコードの構成音を乗せ演奏しています。
こうすることにより、ヘ音記号のみでコードを作っていた時に比べ、音に広がりが出ます。
コード伴奏の付け方は他にも数多く存在します。また紹介していきますが、好きなアーティストの曲をコピーしてみたり、楽譜を眺めてみると勉強になるので、余裕のある方は好きな曲をコピーして色んな伴奏方法を自分のものにしましょう。